2008年 09月 17日
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by pepperoni_hozon
| 2008-09-17 04:15
| News
**注意**
バンド及びレーベル等 一切無関係です。 記事の日記は細美氏の 公式Diaryからコピぺ 保存しているBlogです。 掲載されていた写真は自重。 ELLEGARDENオフィ カテゴリ
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2008年 08月 20日
明日から久しぶりに結構長いロードに出ます。真夏に日本中回れるなんてほんとラッキーだと思う。明日は松山だ!さて、4日目後編!
===================================== 川越しに見てもテート・モダン博物館は徹底的にアートな感じがある。壁面には高さが軽く数10mはありそうな、個性豊かなペインティング(いっこは写真・・かな?)が描かれていて、俺の解釈が正しければあれはポスターなんかじゃなくて、アーティストがあそこにじかに描いたもの。うぅうわー。とか思ってると左手には昨晩ちらっと訪れたタワー・ブリッジが見える。北西姉(仮)が「橋が跳ねてる!」と言うので見てみるとほんとだ!昨日歩いたあの跳ね橋が開いてるじゃん!橋が跳ね上がることは最近ではかなり珍しいそうだし、結構すばやく開閉するから見れたのはすげーラッキー。なんか今日はいい一日になりそうだなー、ってかもうなってるな。一人で渡ってたら絶対気づかなかったなー。と、さっきまでとはうって変わってサンサンと照りつける太陽を浴びながら思う。 で、テート・モダン。まずは3Fのシュールレアリズムから見始めると、あのですね、これはちょっとやばいですね。絵画に造詣が深いわけじゃないけどね、絵がガバっとなんてゆーのかな、心とも心臓とも違うんだけど、そこをですね、ぐっと押してくるってか、掴んでくる、とは言わないまでもすごく動揺したり、ひやっとしたり、ため息がはぁあああ!!とかありゃー!とかおぃそれはダメだろう!とかなるんです。正直かなり疲れます。絵を感じろとかそーゆーんじゃなくて、誰でもこうなる気がします。こりゃあいかん!と思いオーディオガイド(絵の番号とかを入れると解説してくれたり、そのアーティストの過去の作品と比較できたり、モチーフになった人や物の実写が見れたりする)を借りに、エントランスまで駆け戻る。実はこの行動で北西親子(仮)とはぐれて、ここからは単独行動になるんだけど、お互い美術館にいるんだから好きに観ればいいじゃん程度の共通認識があることはなんとなくわかる。だから一緒にいて平気なんだな。お互い連絡を取り合ったのはまさしく閉館間際のことでした。 さて、オーディオガイド(残念ながら日本語版はなし)を手に入れてからというもの、あぁああああ!!!とかなあるほどおおおお!!とかもう脳内が嬉しすぎる時間を過ごすことができました。めっちゃくちゃ面白かった。高校辞めてすぐのころ興味本位でいろんな絵を見に美術館へ行ってたときには全くなかった感覚。めっちゃ面白いわこれ。それぞれの作品に対する感想なんて誰にも意味のないものだから書かないけど、ここで俺なりにガバっと得たレッスンは、アートとは、これを作りたい!と思ったものを明確に作り上げた時点で終了なんだ。モチーフやメッセージ、抽象化された元の具象とか、意味も思いも込めたいものを込めたいだけ込めて(もちろん込めなくても可・もっと感覚的でも全然いい)、必死で熱中して創造すれば、そこで終了。受け手が理解できるか、その作品がどんな評価を得るかなんて、考える必要が全くないってこと。簡単なようでその線を完全に踏み越えるには、結構覚悟がいる。でも俺もそっち行きたいなと思う。後で振り返って「ここで人生が変わったのかもな」とか思ったりしてね。 その後は5Fの展示物を見たり踏んづけたり(注:そーゆー作品です)してるうちに閉館時間が近づき、係員に追い出されるように出口へ。オーディオガイドを帰し忘れてることに気づいて入り口の方へ走って戻ると、イヤホンやストラップで絡まり合った複数のガイドマシンをほどいている女性係員が目に入る。俺に気づいて顔を上げると、ほぐれかけの機械を後回しにして対応してくれそうになったので、「あ、いいよ。そっち先にやったら?ゆっくり待ってるよ。」と言うと、「あ、いいのいいの。あたしいっつもこうなっちゃうんだ。なんでだろ?ま、気にしないで。」と、笑顔でパスポートを返してくれた。 さぁ、テートモダンで新鮮な感覚を手に入れた後は、自分の一番居心地のいい場所、ライブハウスへ。カムデン・タウンのBullet Barっていうべニューに向かいます。今日はニュージーランド出身アーティスト、友達の友達、Bruce Conlonのライブ。いろんな名所を案内してくれたお礼に、3人をライブに連れて行くんだ! ちょっと早めにカムデンに着いてよかった。Bullet Barの場所が分かんなくて結構迷いましたー。ホブゴブリンってべニューの前を通るとガチパンクス(鋲ジャン・モホーク・上ハダカ率激高)がめっちゃ溜まってる。中国人だと思ったのか「ニーハオ」って言ってきたので「俺日本人だよ。ちょうどいいや。あのさ、この辺にBullet Barってあるらしいんだけど知らない?」と聞くと「うー・・ん。知らないけど住所からするとここ左じゃないか?はっきりわかんないけど」「そっか。行ってみるわ!ありがと!」なんて話して言われた通りに行くも、ない。3軒ほど店員さんに尋ねて回るとようやく知ってる人がいました。ぐるっと回って再びホブゴブリンの前を通ると、さっきのブロンド・スパイクヘアが「なかったか!?」と聞いてきたので「なんかだいぶ向こうみたい!」と答えて先を急ぐ。こーゆー人たちって見た目で判断されがちだけど、ほんとうにわるい奴を見抜くのに見るべきは、服装でも髪型でも、ましてや好きな音楽のジャンルでもない。 このあとは、偶然みかけた川くだりボートの面白いしかけや、パブで食べた美味しいご飯をはさんで、いよいよBullet Barへ。やあ、やっぱりどこにいったってこの雰囲気だけは変わらないや。ビールがうめー!それにアメリカに比べるとかなり音がデカくて嬉しい。最初の2バンドが終わって、Bruceらしき人がセッティングを始めたとき、かなり穏やかな空気だったから「Bruce Conlon?友達に紹介されて来たんだ」と話しかけるとすぅげえ気さくな人。ライブも素敵で、ビール片手に最前列で彼らの演奏を聴いているとき、ふと、ポロっと涙がこぼれてしまった。感情は「今、俺楽しいやー」。生まれて初めてかもしれない「楽し泣き」。ロンドン来てよかった。 ここからはやっちまった酔っ払いゾーンにどんどん入って行って、めっちゃくちゃ楽しくて酒がクソ美味くて会話がいちいち面白くて、Bruceやそのマネージャーと何をあんなに語り合ったのか覚えてないんだけど、姉(仮)が「さっきぶわーっと楽しい感情が溢れてきて泣きそうになった」と言ったのをよく憶えてる。一緒じゃん!て。次に憶えてるのは、カムデン駅のホームへと降りるエスカレーターを改札の外から見守る自分と、笑顔で見えなくなるまで手を振ってくれた3人の姿だ。 さぁ、あといっこやり残したことがあるぞ。まだロンドンでクラブ行ってないもんねってわけで、この旅で出会った数人とMetroというクラブへ。踊る人、座って飲む人、叫ぶような会話。俺はクラブでたまに見かける「酔って寝ちゃった人」の役をしばらくやった後、「ごめんもう先帰るわー」と終電が終わっていたのでタクシーでふらふら帰宅。酔ったー。以下最終日、帰国日へ。 #
by pepperoni_hozon
| 2008-08-20 00:48
| 細美武士の日記を保存
2008年 08月 18日
さて、実はもう東京に帰ってきてます。:-)
帰りの便がわかっちゃうとちょっと嫌だったんで日にちを空けてしまいました。 楽しみにしてた人ごめん!以下、4日目です。 ========================================== いよいよロンドン滞在も残すところあと一日。今日は初日に出会った北西親子(仮)とフリーメーソン博物館~テンプル寺院~テート・モダン美術館~Bullet Bar(べニュー)を巡ります。変な話だけど、この北西親子(仮)はほんとに気持ちのいい人たちで俺にとっては珍しくウマが合う、もしくは一緒に居て全くストレスのない人たちでした。3人にとって俺がストレスになってなければいいんだけどなー。 集合はCovent Garden駅に朝11時。8時半に起きてシャワーを浴びて、部屋で初めてコーヒーを入れようかと備え付けの電気ポットの蓋を開けると・・・なんとプラスチックで出来たポットの底に、腐食まみれの電熱線がむき出しになってる。なんて簡易なポットなんだ!てか、ポットってこれでいいんだ!?と目からウロコ。バシャバシャと電熱線の上に水を入れて、コーヒーを飲みました。なんかいいなぁこーゆーのシンプルで。 昨日に引き続きGAPのパーカーを着てKing's Crossの駅へ。途中でスニッカーズをほおばり朝食の代わりにしながら、なんで部屋を出るのに1時間半もかかったのかを考えるけど全くわかんない。朝の一時間ってほんとあっという間だよなー、とか思いながら改札を通りピカデリー・ラインのホームへ。たかだか3日しか経っていないから気のせいかもしれないけど、だいぶ慣れたなーと感じる。苦手なブリティッシュ・イングリッシュもほとんど聴き取れるや。 相変わらず5分ほど遅刻してしまい(すいません)Covent Gardenに到着。3人と合流して一路フリーメーソン博物館へ。フリーメーソンって最近よく聞くけど一体なんなんだろ?秘密結社じゃなかったっけ?ダ・ヴィンチ・コード観てくればよかった。それなのにこんな街中にどでかい資料館って、どーゆうんだ?と思いつつ到着すると大理石の壁にGrand Lodgeの表記が。おぉ、これほんとにフリーメーソンのホールなんだ。入り口を通り抜け、すごく対応のいい英国紳士に案内されるままに資料館へ上がっていくと、記帳台があって、名前の横には自分の所属するGrand Lodgeを書き込む欄が。そこを見る限り、今日資料館を訪れている人の中に3人、フリーメーソンのメンバーがいるじゃんか。まじっすか!秘密じゃないんすか!とか思いながら周囲を見回すと、ライブラリに保存されているフリーメーソン関連の書籍を初老の紳士が読みふけっている。この人か。この人が世界征服をたくらんでいるのか。 フロア内にはとにかく信じられないほど手の込んだ工芸品が数多く展示されていて、例の独特のシンボルが刻まれたTrace Boardやその解説なんかを見てるうちにだんだんとフリーメーソンがなんなのか(表向き)見えてきた。もともと石工ギルドとして1717年に発足したフリーメーソンの、(当時からそうだったのかはわからないけど)「見て、聞け。ただし口にするな。」というルールのおかげでメンバー以外はなかなかその活動の全貌を把握することができないみたい。なにしろ、メンバー自身がどこまで口外していいのか正確に把握してないそうな。「うぅ、じれったい、君がメンバーだったら全部話せるのに!」って反応をするらしいよ。ほえー。 結構こまかく見て回っても2時間ぐらいかなぁ。一回にあるお土産屋さんに行くとフリーメーソンのロゴ入りボールペン、ネクタイ、ベスト、折りたたみ傘、ブックライトなどおおよそ秘密結社らしからぬグッズがいっぱい。ベストなんてめいっぱいこれでもかってぐらいフリーメーソンのマーク入り!うわああ秘密ぅううううううう!!それにしても昨日のナイツブリッジといい、イギリスのこういう階層、階級的な雰囲気って少し疲れるなー。そりゃあパンクも生まれるわ。 そして雨がパラつく中、フリーメーソンが経営するパブその名もFreemasons Armsで昼食。ここのステーキ・アンド・エール・パイは絶品!!ロンドンのご飯めっちゃ美味いじゃんか!食後にコーヒーを頼むと「あたしにとってコーヒーとはエスプレッソしか指さないわ。でもごめん、ここにはエスプレッソはないの。普通のコーヒーしかないわ。」と店員さん。「それって不味いの?」「うーん・・。わかるでしょ?あたしにはエスプレッソ以外はコーヒーじゃないのよ。」「まぁいいや、試してみるよ。」「そう?わかったわ!」っていうやり取りのあと、結構おいしい珈琲が出てきたよ!うまい! チューブを乗り継いで、小雨のロンドンを傘もささずにテンプル寺院へ。なんかパーカーをひょいっと被って、青リンゴかじりながら雨のロンドンを歩いてるうちに、「なんか俺いまめっちゃ幸せだわ」って想いが湧き上がる。ほどなくテンプル寺院に到着すると、残念ながら改修工事のためお休み。俺たちのちょっと前に着いたらしい初老の夫婦が、「まぁ一応トライはしないとな」と言ってノブをガチャリ。開かず。奥さんが「一応この人トライしたのよ。」と嬉しそうに言って来て、すごくふわーっとなる。寺院の周りにある独特な穏やかな空気と、小雨と相まって、こりゃあすごいや!ロンドンは区画によってかなり雰囲気が変わるけど、ここらへんは特に落ち着きあるなー。 そこからお待ちかね、この旅一番のハイライト。テート・モダン美術館へと歩きます。小雨はパラついてるけど空はほとんど晴れて、すがすがしいったらない!やーばーい!テンションあがってきたあああ!!うっひーー!!!!セントポールを背にしてテムズ川を渡る。すげぇええええ!!!どうなんだモダン・アート!分かるのか俺に! 後編はまた明日!!おやすみー! #
by pepperoni_hozon
| 2008-08-18 02:41
| 細美武士の日記を保存
2008年 08月 04日
ほい。今日はRock In Japanの最終日でした!さっき3時間ぐらいかけて書いた日記が何故か全部消えちゃってね、記憶をたどってもっかい書こうとしたんだけどダメだったー。ので0から書きます。ひとまずロッキンのことだけ。:-)
今日俺ほんとに楽しかった!!ロッキンは俺らの育ったとこだから、みんなの前では100%素の自分しか出てこなくってさ、もうちょっとスカしたかったのにさ、なんとかして指が届かねーもんかってなりふり構わなくなっちゃってさ、それがすごいすごい楽しかった。後でMCなにが言いたいのか分かんなかったってみんなにすげー突っ込まれたんだけどさ、それでいいじゃん!また歌に書くよ!みんなほんとにほんとにありがとう! 俺ね、音楽で世界をよくしたい。みんながフェスとかで楽しいとか、嬉しいとか、感動するとか、幸せになっちゃえばいいんだ。そしたらみんなは、次の日に嫌いだった自分に勝てちゃうかもしれないじゃん。そーゆーのをガンガン積み重ねたい。クサクサした奴の憂鬱を吹き飛ばしたい。落ち込んでる奴と一緒に地の底まで落ちるような歌も歌いたい。そのために出来ることは全部やったるんだ。おやすみなさい。:-) #
by pepperoni_hozon
| 2008-08-04 03:59
| 細美武士の日記を保存
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